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2014年9月 6日 (土)

男の価値を貶める男

大学入試が終了するとともに、私は、パソコン通信を始めた。
インターネットは、まだ普及しておらず、ネットとは電話回線で結び、
そのスピードも300bpsという、とてつもなくのろいものだった。
(300bpsはさすがに耐え切れず、大学1年生の夏に1200bpsのモデムを買った)
最初に私が入会したネットで、私は、すぐにCHATに嵌った。
そのCHATでの話である。
CHATも、常連として認定されるまではしばらくの期間が必要である。
しかし、ある時、女子高生がCHATにやってきた。
そして、すぐに彼女は人気者になったのだった。
(男性ではありえないスピードで、常連→人気者になった)
私は、はっきり言って彼女が嫌いだった。
普通ではありえないスピードで人気者になったのを僻んだのではない。
彼女がCHATに来ると、CHATの内容が実に下らなくなってしまうからだった。
もともと、CHATなんて、大した内容でないが、彼女がCHATにくると、明らかに
CHATの内容がつまらなくなった。
(端的に言えば、男性陣のちやほやに対し、女子高生がぶりっ子するだけの
内容になってしまう)
そして、問題が起きる。
そのネットのCHATは定員制で、定員を過ぎると、CHATに入れなくなり、
CHATに参加しているメンバーには、CHATに入ろうとしてが入れなかった人がいる
ということが通知されるようになっていた。
忘れもしない、私が20歳の誕生日のことだ。
私が、CHATに入ると、いきなり
「なんだよ。今、CHATに入ろうとした人がいたのにお前が入ってきたから入れなかったぞ。
Nちゃん(女子高生のハンドル)だったかも知れないのに」
という暴言を吐いた奴がいた。そいつのハンドルはMで、女子高生にぞっこんの奴だった。
私は、強い怒りを覚えた。
「そんなに、女子高生をCHATに入れたいなら、自分が出ていけば、彼女はCHATに
入れるぞ」
と言いたかった。
勿論、彼にとっては、彼自身と彼女がCHATしたいのであり、彼が出ていく羽目になったら、
彼女がCHATに入っても意味はないのだ。
自分だけは特別なのである。
しかし、客観的に見れば、彼は全然特別ではないし、女子高生を特別扱いし、男性を
貶める彼こそ、何の価値もない男そのものなのだった。
その後、彼は、オフ会で女子高生にまとわりついて、女子高生に嫌われ、ネットでも
隠語で呼ばれる立派な嫌われ者になったのだった。
実に、馬鹿なやつである。
しかし、この手の馬鹿が「男らしい男」であるらしいのも事実である。
女を特別扱いし、男性を貶める。勿論、自分だけは特別。
しかし、客観的に見れば、それは自分で自分を貶める行為のように思えてならないのだ。

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