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2015年8月20日 (木)

合理性のない差別を推進する政府の男女共同参画は違憲である

男女共同参画法は、以下のように定めている。
(男女の人権の尊重)
第三条 男女共同参画社会の形成は、男女の個人としての尊厳が重んぜられること、
男女が性別による差別的取扱いを受けないこと、男女が個人として能力を発揮する
機会が確保されることその他の男女の人権が尊重されることを旨として、
行われなければならない。

この規定の背景には憲法の定めがある。

第十三条  すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、
立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

第十四条  すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分
又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

ところが、国交省の推進する女性専用車両がこの男女共同参画から生まれているというのだから
驚きである。
女性専用車両は「男女の個人としての尊厳」を重んじていると言えるだろうか。
勿論、否である。男性を「男だから」というそれだけの理由で排除する女性専用車両は
男性の個人としての尊厳を全く無視している。
女性専用車両は、男女共同参画法の禁じる「性別による差別的取扱い」なのである。

こういう事を書くと「憲法は不合理な差別は禁止しているが、合理的な不平等は認容して
いる」という反論をする人がいるかも知れない。
しかし、女性専用車両は「合理的な不平等」ではない。
例えば、男性の中には女性に全く性的関心がないという人がいる。
そういう男性まで「男だから」という理由で排除してしまう女性専用車両に
憲法の認める合理性などない。
「女性専用車両を認めない」或いは「女性専用車両に乗りたい」という男性は
「自分は女性には性的関心がない」とか、「自分は女性に良からぬことは
絶対にしない」事を証明するべきだ、と考える人がいるならば、
それは本末転倒である。
特定の車両(例えば「女性専用車両」と称している車両)に特定の男性を
乗せた時に、その特定の男性が必ず良からぬこと(例えば女性に対する痴漢行為)を
するのだ、という事を証明できた時のみその特定の男性(だけ)を乗せない事が出来る、
と解するのが人権を尊重する発想のはずである。
ところが、実際には男性が男であるというだけで乗せないというのだから、
人権無視も甚だしいと言わなければならない。
それなのに、人権派と称する人たちが、往々にして、女性専用車両に疑問の声を上げる
どころか、これを擁護してしまうのだからびっくりである。
私が「男性には人権がない」と主張する所以である。

そもそも、憲法は確かに「合理的不平等」を容認しているが、「合理的不平等を積極的に
どんどん作りましょう」という趣旨ではない。飽くまでも、「差別をしてはいけない」と
いうのが第一義であって、もし合理的不平等を消極的に認めるとしても、その不平等は
今現在も本当に合理的なのかどうか、常に検討を続けなければならない筈なのである。
だから、憲法や男女共同参画法に基づく政府の男女共同参画政策も
決して「合理的不平等をどんどん作ります」という内容ではあってはならない。。
ところが、実際に政府の進めている男女共同参画を見てみると、さぁ、どんどん
女性優遇(合理的不平等ではなく、実際には不合理な差別なのは上で検討したとおりで
ある)をしましょう、という内容になっているのだから、ただただ、驚き、呆れてしまう
のである。

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