« 「エリート女性の結婚相手はエリート男性」は当然か? | トップページ | 日々是ストレス »

2016年4月 8日 (金)

思い出:男性同性愛者向けパソコンネットにアクセスしていたころ

ANET(仮称)は、1980年代後半に日本に存在した、草の根BBSである。
(草の根BBSとは、無料のパソコン通信ネットサービスの事である。
狭い意味では個人が運営する無料のパソコン通信ネットを指すが
企業が運営していても無料の場合は草の根BBSに含めることもある)
ANETは、おそらく、日本初の同性愛者向けネットだったのではないだろうか?
当時、私は、女性のエロスを羨んでいた。
それは、「男はエロでありえないのか?」という疑問を生む。
そして、私は、男をエロと見做す人々に気付くのである。
つまり、それが男性同性愛者である。
もし、10年早くて1970年台だったら、私は、同性愛者に近づく手段を持たなかっただろう。
しかし、1980年台後半には、パソコン通信という「近づかずに近づく」手段ができていた。
(勿論、Googleなどは存在しないので、一般のネットに書き込まれた告知を見て、
そこに掲載されている電話番号にモデム(パソコンと電話回線を結ぶ装置)を使って
電話をかけるのである)
ANETは電話回線を1回線しか持っていなかった。(1回線の専用回線を設けるだけでも、
7万円くらいかかる時代だった。)
しかし、ホストコンピュータからログインすることは出来るため、
シスオペ(システム管理者)さんとなら、CHATが出来た。
ANETは、シスオペが二人いて、一人は外国人だった。
私は、外国人のシスオペさんとCHATをしたことがある。
私はゲイを装っていたが、本当はゲイではないので、ANETになんとなく心苦しい、
申し訳ない気持ちでアクセスしていた。

ノンケ
○○専
ハッテン場
カミングアウト
2丁目

といった業界用語を私はANETで覚えた。
(もっとも、現在では一般の人でも知っているが。
インターネットが性的マイノリティーの業界用語を一般に広めたのである。)

ANETには、その後、ゲイの世界で、ある程度の知名度を得ることになる人物も
参加していたと記憶している。

« 「エリート女性の結婚相手はエリート男性」は当然か? | トップページ | 日々是ストレス »

思い出」カテゴリの記事

最近のコメント

リンク集

  • Nikkoh の 徒然日記
    男性同性愛者、Nikkohさんのブログです。マスキュリズムについての記事が大変参考になります。「手弱男」として、弱者男性の問題についても関心をお持ちです。
無料ブログはココログ