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2017年6月 4日 (日)

「女性の性の商品化」の最大の顧客は女性自身である。

女性を商品化することに反対を叫ぶフェミニストは多い。
しかし、皮肉なことだが、今日、「商品としての女性」の一番重要な購買層は
女性自身である。
かつて、芦屋令嬢誘拐事件をきっかけにお嬢様ブームが起こったことがある。
豊かな階層に生まれる確率は男女同じ筈なのだが「お嬢様ブーム」はあっても
「おぼっちゃまブーム」はないのは、ある意味象徴的である。
商品化された女性イメージ(例えば「お嬢様」)を、男性に対しては「あのお嬢様が脱いだ!
総力グラビア」という形で「売る」。
女性に対しては「こういう服を着て、こういう店に行けばあなたもお嬢様」という形で
「売る」のである。
そして、男性に対して「女を売る」よりも、女性に対して「女を売る」ことの方が重要に
なった時代、それが1980年代に喧伝された「女性の時代」の正体である。
そのような1980年代的「女性の時代」において最もアナクロだったのが「女性の商品化
反対」を叫ぶフェミニストだったのは皮肉な話である。
ただし、1990年代後半になって、フェミニズムが政治権力と一体化して盛り返してくる。
それが「男女共同参画」である。

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