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2017年9月 6日 (水)

緊急アップロード:元SEALDs 諏訪原健氏「女性専用車両は男性差別という社会風土の弊害」を読んで

昨日、新しい記事を掲載したばかりなのだが、今朝、とても気になる記事を見つけたので、
私の意見を述べてみたい。
元SEALDs 諏訪原健「女性専用車両は男性差別という社会風土の弊害」
詳しくは、記事を読んでいただきたいが、要するに女性専用車両擁護論である。

>しかもわざわざ女性専用車両に乗り込むことで、抗議する男性までいるというから
>驚きだ。
特定秘密保護法という国民の人権を侵害する法律に抗議しデモ活動をしていた人が、
女性専用車両という国民の人権を侵害する制度に抗議して女性専用車両に乗る人に
「驚き」とは驚きである。
女性専用車両には「痴漢対策」という尤もらしい理屈がついているが、特定秘密保護法
にだって、いかにも尤もらしい理屈はついているだろう。
尤もらしい理屈をつけて、国民の人権を侵害する法律や制度を導入し、既成事実化して
から、どんどん適用範囲を拡大していく。特定秘密保護法も、女性専用車両も同じである。

>駅の構内で、「痴漢は犯罪」と書かれたポスターを目にする度に、「そんな当たり前の
>ことを啓発しなければならないのか……」と感じていた。しかしそれほどまでに、
>きちんと「犯罪」として受け止められていないというのが、残念ながらこの社会の
>現状なのだ。
例えば、本屋に行くと「万引きは犯罪です」と言うポスターが貼ってあるが、日本人の
万引きに対する犯罪意識はそんなに低いのであろうか?そんなことはないであろう。
殆どの人は、万引きが犯罪であることを認識しているはずだ。「万引きは犯罪です」と
いうポスターは、飽くまでも、一部の万引き常習犯に対する警告であろう。
「痴漢は犯罪です」というポスターもそれと同じである。

>まず思うことは、日本社会では「痴漢」が深刻な社会問題として認識されていないと
>いうことだ。「痴漢」と検索してみて驚いたのだが、上位にくるのはアダルト関連の
>サイトばかり。
「そんなにひどい状況なのか?」とGoogleで「痴漢」を検索してみたが、検索結果
上位20位までで、アダルト関連と認められるものは、4件だった。
彼にとっては、上位20件で4件で「アダルト関連のサイトばかり」と映るのだろうか?
加えて言うならば、これらのアダルトサイトは、恐らくSEO(サーチエンジンで上位に
表示されるようにする裏技)を使って検索上位を得ているであろう。

>女性専用車両という取り組みは、このような社会状況の中で、性暴力に対処していく
>ための応急処置として生み出されたものだ。決して女性だけの利益を拡大しようと
>する思惑の上に成り立っているものではない。

上の引用文章の理屈、なんか、特定秘密保護法を推進している人達の言い草と似ている
ような気がするのだが。
例えば、彼は、大阪のJR電車の日中の各駅停車(終日女性専用車両が導入されている)に
乗ったことがあるだろうか。
電車全体が、ガラガラであり、女性専用車両は、更にガラガラである。
痴漢など発生しないようなガラガラの電車に「女性専用車両」が導入されているのである。
これらは、明らかに「性暴力を防ぐための応急処置」とは言えない。
「女性専用車のための女性専用車」である。(女性専用車が自己目的化している)
しかも、女性専用車両は、多くの駅で階段に近い便利な場所にあり、男性は便利な
車両に乗れないという不条理を味わっているのである。それに文句を言ったら、
女性に対する性犯罪に無理解ということになるのだろうか?

また、東京では、女性専用車両だけ広告が他の車両と違っている場合が多い。
鉄道会社が「女性専用車広告枠」を設定して、広告主に割高な料金で提供しているので
ある。これは、明らかに女性専用車両を商用利用しているのであり、
「性暴力を防ぐための応急処置」では説明がつかないのである。

>女性専用車両によって、自分たちが抑圧されていると考える男性がいるとしたら、
>その人たちがとるべき行動は、女性専用車両や女性自体に難癖をつけることでは
>ないはずだ。
>まずは痴漢の加害者に怒りの矛先を向けるべきだ。その上で、女性専用車両を
>設けなければならないほどに、女性が性的な対象として消費され、性暴力が
>許容されてしまっているというこの社会の現状と戦わなければいけない。

特定秘密保護法によって、自分たちが抑圧されていると考える人達がいるとしたら、
その人たちがとるべき行動は、特定秘密保護法やそれを推進する人たちに
難癖をつけることではないはずだ。
特定秘密保護法を制定しなければならないほどに、国家の防衛機密を盗もうと
する人たちがいるというこの社会の現状と戦わなければいけない。
(なお、この文章は皮肉です。私自身は、特定秘密保護法に反対であることを
付け加えておきます)

>そうやって考えていくと、自分が痴漢をしたことがなくても、女性専用車両を利用した
>ことがなくても、私たちは女性専用車両をめぐる問題の「当事者」なのだ。
>このことも頭に入れながら、おかしいことにはおかしいと言わなくてはいけないと思う。

私は、痴漢をしたことはないが、女性専用車両に乗ろうとして
駅員から暴力を受けたという意味で、まさに「当事者」である。
「おかしいことにはおかしいと言わなくてはいけない」という観点から、
声を大にして言う。
「女性専用車両はおかしい」と。

最後に、
この手の記事を書くと、「男には痴漢される女性の気持ちがわからないのだ」という
感情論が却ってくることがあるのだが、私は、痴漢の被害にあったことのある、
一痴漢犯罪被害者であるということを書き添えておきたい。
(朝の混雑電車内で、局部をしつこく触られたことがある)

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