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2018年9月 3日 (月)

大丈夫ですか?NHKさん その1 (セクハラやパワハラは憲法上の人権の問題か?)

最初に、セクハラやパワハラ(特にセクハラ)は、男性が女性に対してするものとは限らない
ということを確認しておきたい。(従って、女性→男性のセクハラを「逆セクハラ」と
形容するのは誤りである)
しかし、ニュース等で取り上げられるのは、圧倒的に男性→女性のセクハラであるというのも
事実である。そのことを踏まえて、話を進めたい。

しばらく前に、NHKの夕方のニュースで「憲法と私たち」(正式な名称は失念)というような
特集をシリーズでやっていた。
そのとある回で「最近目立つセクハラや、パワハラは、憲法の定めた権利の軽視に原因が
あります」と言うようなアナウンサーの発言で始まった回があった。
私は、不愉快な思いをすることが予期されたので、テレビを消そうかと思ったが、
「憲法の保障する人権とセクハラ」がどういう関連があるか興味を持ち、そのまま
見続けることにした。この時点で、既にヘンな結論が予想されたが、ひょっとしたら、
私の予想外の役に立つ情報が得られるかもしれないと思った。
結論的には、予想通りのヘンな理論が待ち受けていた。(がっかりし、腹が立った)
「セクハラやパワハラは、憲法の定めた平等権の軽視から起きている」というのである。
これは例えるならば、「窃盗犯罪は、憲法の定めた財産権(29条)の軽視が原因である」と
いうのと同じような「筋違い論理」である。
憲法は、「財産権は、これを侵してはならない(29条)」と定めているが、これは
「国(或いは地方公共団体など)が国民の財産権を不当に侵害してはならない」という意味である。
犯罪者による窃盗行為は、被害者に対する財産権の侵害ではあろうが、個人が別の個人の財産を
盗んだとしても、それは「憲法上の」財産権の問題ではない。
同じように、憲法は「法の下の平等」(番組で「平等権」と言っていたのは「法の下の平等」の
ことであろう)を定めているが、これは「国は国民を平等に扱わなければならない」という意味であって、
個人が別の個人にセクハラやパワハラを行っても、それは憲法上の人権の問題ではないであろう。

大丈夫ですか?NHKさん。

これ以外にも、しばらく前に、女性専用車両関連で、NHKの言説に疑問を抱いたことがあるのだが、
長くなるので、機会を改めたい。

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